要は地に足付けたら離れられなくなったという話
神奈川の実家に帰ってきました。やっぱり札幌とは違ってとても暖かい。
人間誰しもできることなら好きなことで食っていきたいと思うはずです。少なくとも私は好きな事だけやって生きていたいです。しかし世の中そう上手くはいかないもので、特に私のように努力を怠ってきた人間に対して世間はここぞというときにめいっぱい冷たくなります。
私の場合就活の時に志望していた業界で全滅しました。なんとかその業界で働きたいと思い片っ端から受けて片っ端から落ちました。もうダメだこりゃと思ってとりあえず違う業界を受けてみるかと今の会社を受けたらすんなり通ってしまい、結局そのまま今の職場に入社して今に至るわけです。
そんな経緯で入ったようなところなのと最初に配属された現場がヤバいところだったこと、その他色々自分の中で整理した理由はありますがとにかく今の職場でもう頑張る気は無いに等しいくらい少ないです。ちなみにそのヤバいところとは業界でも悪名高かったあの行のシステム開発です。「行」を何と読むかでピンときた方は察して下さい。
じゃあまたその業界を受けるのかというとその気ではあるけど今一つ前に進む気になれないのが現状です。
うーんダメ人間。
何故足踏みしてるのかを考えてみるとどういう業界なのかをある程度具体的に考えられるようになってしまったからだと思います。ただ漠然とこれがやりたいと言っていた頃と違ってでもあそこはきっとこれがこうでとんでもないところなんだろうなぁとか考えるようになってしまい、それに比べれば今のところはしんどくても慣れたしズルズルいるほうが楽なのではとか考えてしまいます。
実際に一度転職活動をしてその業界に内定をもらうところまで来たものの、その時に色々リアルな話を聞いたら怖気づいてしまい、ついにはその内定を蹴ったというあまりにも情けない話があります。その覚悟があるなら来てくれみたいな言い方で内定を貰ったので向こうとしてはこうなることを読んでいたような気がしなくもないですが。
この出来事から夢は夢のままで永遠に追いかけ続ける状態を維持するのもそれはそれで幸せなのでは、とか自分で書いてて末期だなと思うような状態にもなりかけてます。
つまり
「俺には才能がある。チャンスが巡ってきて、その気になればいつでもその仕事に就くことくらいできる。雲をつかむような話じゃないんだ、しかるべき時にしかるべきことをやればいいだけだ。」
と思いながら死ぬまでそのチャンスを待ち続ける人生を送る、という考えです。まだ諦めたわけじゃない、走ってはいないが立ち止まったわけでもなく、とりあえず今は待とう、気持ちが死ななきゃ頑張ってるのと変わらないさと。
つまり死ぬまで現状維持を続けようという文字に起こすと相当キてる発想です。
そもそも社会人になった今、チャンスなんて何らかのアプローチをかけて自分から掴みに行かないと本当に死ぬまで来ないのがザラなのに待つと言っている時点で現実逃避でしかないのですが、それはそれでと思っているのもまた事実であるのがまた情けない。
しかも一回そのチャンスを掴んだのに怖気づいて自分から捨ててしまったのでこれはもうダメ人間だと言わざるを得ない。
こうやってあーだこーた言いながらこのまま何もせず、本当に何も起こらなかったら最期のときにあの時行動してればよかったなーと後悔するのは目に見えているのでそこいら辺の自戒の意味も込めて書いてみました。
やりたいことっていうテーマで明るく多少馬鹿っぽく書こうとしたらこうなった。
何でだ…